自己肯定感を高めるために本当に必要なこと

はい!今年の冬はとにかく、マスクを外すと鼻の冷えを感じてやまない管理人トヨです。

今回は自己肯定感について書いてみようと思います。というのも、2020年11月頃から、なんだかものすごくコレと向き合わされているようでして。

自己存在、自己価値について内側を調べないといけない出来事が次々やってきております。

私の内観のお話については現在進行形の体験談につきオチは無いかもしれませんが、自己肯定感についてお悩みの人には、何かしら参考になるかもしれません。

でははじめましょうか。

自己肯定感とは、読んで字の通り、『自分を肯定的に受け入れる感覚』のことです。

私ね、もともと自己肯定感すごく低いんですよ。
こちらの記事 ↓ にも書きましたが、よく使うお気に入りの感情が“罪悪感”で、自罰意識が強い人なんで、自分へのダメ出しは得意なんですけど自分を肯定するのはとっても苦手です。

そんな私でもなんやかんやでここまで生きてこられたということは、自己肯定感が低いなりに、自分を生かすスキルをちゃんと身に着けてきたからであることは間違いなくて・・・

まぁ先に言っちゃうと、そのスキルというのは過剰適応を発揮することによって『所属感』と『他者承認』を辛くもゲットすることだったんですが、これのおかげで生きづらいながらも細々と自分を肯定し、自分を滅することなく生き延びてきたところがあるんだろうと考えています。

でも、だからこそ!!自分が望む通りに承認されなかったときは、そりゃーもうズドーンと落ち込み自己否定沼へと沈んでいってしまうんですけどね。

なので自分を沼から引き上げるために、世間で発信されている自己肯定感を高めるための情報を漁っては色々試してきました。それなりに。

・・・が、なんだかどれもピンとこない感じ。『自分を肯定する』っていう感覚が刺さってこない感じだったんですよ。ぼんやりしていて掴めない。

で、ずっと試行錯誤したり自分なりに学んできたりしてわかったことは、自己肯定感を高める方法には、対処療法的やり方と、原因療法的やり方があるということ。そして①それぞれのやり方と注意事項についてまずはよく知って、②自分の落ち方の傾向や心の状態を客観視して把握し、③今の自分に合ったやり方を意識的に選ぶ必要があるということです。

この点を明確に理解して実践しないと、ぼんやりしちゃいます。

自己肯定感が低い人は、自分に優しくしたり大切に扱うことが苦手な傾向があります。自己啓発本に書いてあるからといって、いきなり鏡の前に立ち自分の顔を直視して『今日もかわいいね!私って最高!愛してる!』って言ってみても、違和感とぎこちなさと抵抗感が強烈すぎて続けられない場合だってありますよ、さすがにね(笑)そう思えないから自分を低めているのであって、あまりにも言葉と自己認識とのギャップが大きすぎると自分に嘘ついてる感覚しか湧いてこないものです。

本当に自分を許せない人、自己価値を認められない人は、鏡を目の前にしても言葉が喉につっかえてどうしても出てこない、または言葉にしようとしただけで制御できないほどの強烈な感情が湧いてきて泣き崩れてしまうことだってあります。自己存在に関わるところに触れようとするんですから、当然です。

もし日課として毎朝続けてますという人がいたなら・・・きっともうその人はその時点で概ね自己肯定の土台はできているハズです。

だからね、一概にはいえないんですよ。人それぞれ人生経験も理由も違えば、感性も認知も気づきの段階も違うんですから。

自己肯定感をあげていきたいと思ったら、まずは今の自分に合う無理なく継続できる方法を辛抱強く探していこうと腹を決めるところから始める必要があるような気がしますね。

「自己肯定感を下げていたほうが自分を生かしていける」という隠れた思い込み(インナーチャイルドと考えてもらっていいです)が心の深いところにある場合も多いので、幼いままの内なる自分を育てていく覚悟をもって長期戦で取り組む心づもりが実は一番大切なんじゃないかな〜・・・と思う今日この頃です。

はい。
というわけで、原因療法的やり方の話はディープなのでまた後ほど。
まずは対処療法的やり方からみていきます。

対処療法的やり方は比較的実践しやすいし、私はそうでしたが子供時代の経験から無意識に自分を生かす方法として選び取っている場合もあります。注意事項を理解したうえで客観的に自分を観て意識的に選べるようになると安全に使っていけると思うので、まずは私がパッと思いつくものだけですが、ざっとまとめますね。

自己肯定感を高める方法(対処療法的やり方)
(1)『行為』
例えば、勉強やスポーツ、ヨーガや筋トレやストレッチなどを集中して行う、いつもの家事をより丁寧に心を込めてやる、物作りやDIYを集中してやるというようなことを意識的に行うことです。こちらは“結果”ではなく、行為自体が目的であり、やっていることそのものに集中して取り組むことに意味があります。注意点としては、テレビを見ながらヨーガのアーサナをしても集中にはなりません。静かで快適な空間で、心と身体の動きに意識を向け専心することが大切です。誰のためでもなく自分のためにやることが自分を大切にしているという感覚を育みます。
また、意識的に行うというのがミソなので、ルーティン化してしまいできて当たり前という意識になってしまうと自己肯定に繋がりにくい場合もあります。毎回「はじめてやります」みたいな意識で新鮮さをキープしていく工夫が必要です。
逆に同じ行為をしていても、例えば親を喜ばせるために勉強するなど、後述する(4)『他者承認』や(5)『所属』を得ることが目的になると、承認が得られなかった場合は、たとえ行為自体はうまくいったとしても失望感を味わったりしますし、目的達成後に燃え尽き症候群になる可能性もあります。なぜそれを行っているのか、常に意識することが行為によって自己肯定感を上げていくコツです。
(2)行為に対する『自己承認』
やってきたこと、今やれていることに対して、自分にポジティブな言葉をかける、自分にご褒美をプレゼントするなどして、スルーせずに意識的に認めることです。
自己肯定感が低めの人は自分の頑張りをスルーしがちです。自分に厳しい。だからこそ、自分にとっての“できて当たり前”を“よくやっていること”として正当に認めていくことは、自己肯定につながります。
でも時には思ったような結果が出ない場合もありますし、完璧主義な一面がある人は特に、結果が理想に届かない場合は自分を認めることが意外と難しいと感じるかもしれません。たとえ完璧でなくともできていることって必ずあるので、そこに対して自分に優しく肯定的に丁寧に拾っていってあげるといいと思います。
(3)『暗示』
アファメーション、タッピング、自分の長所を書き出して毎日読み上げる、など。他にはセルフマッサージをする、セルフハグをするなど、自分を大切に扱う感覚を得やすいセルフケアなんかも肉体を利用した暗示になるんじゃないかなと思います。
すでにある程度の自己肯定感がないと続けるのが難しいのと、根気が要ります。でも内容自体は簡単にできるものばかりなので、続けることに執着せず、ちょっと落ちたと思ったときに自分をギュって抱きしめてみたりして頓服的に使うのもアリだと私は思います。
(4)『他者承認』
表彰される、出世する、周りからの「よくやってるね」「頑張ってるね」などの受容的な声かけ、大事に扱われる、必要とされる、など。人間は人と断絶して生きていくようにできていないので、不快でなければ遠慮せず気持ちよく承認されてみましょう。
ただしどんなふうに変化するかわからない他人の評価や言動の上に成り立つものです。変化するものを支えにすることはできないという点は理解しておく必要があります。認められることが目的になってしまって過剰に追求してしまうと他人軸なマインド状態になるので注意が必要です。
(5)『所属』
ここでの所属とは、実際にどこかのグループに所属するだけでなく、人に対する精神的な所属も含みます。例えば気持ちを理解してもらったり、共感してもらう体験も、相手への所属体験になります。安心できる所属は、自分を肯定する力になります。自然な自分でいられる環境や存在を得ておくことは、自己肯定に有効です。
ただし所属対象は常に変化していくものですし、受け入れ側の状態に委ねられている側面もあります。また人間はひとりでは生きていけない社会的な生き物であることから、所属への渇望は生命欲(命を守ろうとする思い)からきているため実はかなり強烈です。なので例えば気持ちをわかってもらえなくて相手への所属に失敗したと感じた場合、強い陰性感情に苛まれることもあります。所属感を過剰に追及することは苦しみの原因になり、他人軸なマインド状態になります。あくまでメインは「内なる自分への所属を為すこと」であり、外側に対しては期待せず心地よい程度に調和の意識をもってつながっていくほうがいいと思います。
(6)『受け取る』
人から物やお金、好意や厚意、エネルギーなどをバランスよく受け取るよう意識すること。受け取っていいんだと認めることは、自己価値を認めるのと同じです。「こんなに頂いたら悪いわ・・・」なんてことを思いがちな受け取り下手な人は、自己価値を低めに設定していることが多いです。そういう人は、遠慮せず気持ちよく受け取ることを意識するといいです。それが相手への貢献にもなりますからね。
一方で枯渇感から過剰に欲しがる渇望マインド状態になっている場合はクレクレ星人・エネルギーバンパイヤになっている可能性をチェックする必要があります。受け取り下手もクレクレ星人も、どちらも自分で自分を肯定する力が弱い状態なのは同じです。バランスを意識することが大切です。
(7)『与える』
誰かを助けたり、援助したりといったお役立ち行動を自分にも相手にも負担無いように、バランスよくやろうと意識することです。人は潜在的に、誰かの役に立つことに喜びを感じます。所属感や存在意義を感じられるからです。
これもバランスが大切でして、自己犠牲的になると自分がしんどいし、過剰に与えすぎると相手の負担になります。また(4)『他者承認』や(5)『所属』が無意識の目的になってしまうと、気づかないうちに相手の存在を『利用する』ことになっていることもあります。“与える”という体験を分かち合ってくれる相手に対して敬意と感謝の気持ちをもつことを意識してみるといいと思います。

きっと他にもいいやり方はたくさんあると思うので、ネットで探してみてください。

さて。
以上を踏まえて、はじめのほうで下線引いた部分をあらためて説明しますね。

大切なことは、

  1. 方法について知識を得ておく
  2. 自分の傾向・現状を客観視(無意識にやっていることがあれば意識化)
  3. そのとき必要な方法を意識的に選ぶ


でしたよね。

①は上述した通りです。
方法とその注意事項を理解しておけば安全に使えますからね。

②が大切な理由は、適切な方法を選ぶためには自分の状態がわかっていないと選べないからです。枯渇して動けないほど精神的に消耗しているのか、低いとはいえ肯定できているところもあるのか、またどんなときに自分を否定したくなるのか、知っておかないと適切な対策・対処はできません。いくら薬の知識豊富なお医者さんでも、患者さんの状態を見立てられなきゃ処方箋が出せないのと同じです。治療するためには知識と見立て、どちらも必要です。

つまり、昔私がいくら対処療法的やり方を試してもぼんやりだった原因は、自分の状態や傾向を正確に把握できていなかったからというわけでした。私みたいに方法を実践してもぼんやりして掴めない感覚がある人は、内側の認知の歪みを把握することで、認知の修正時に対処療法的やり方をうまいこと使えるようになります。

それと、“無意識を意識化する”ことがなぜ大切かというと、自己肯定感を高めるために無意識にやっていることって、幼い頃、いろんな経験の中で自己存在・自己価値を守るために選び取ってきた対処行動なんですよ。だからもし生きづらさの原因になっているのであればしっかりと意識化して修正していく必要があるからです。例えば私の場合、先述した通り他者承認と所属感を得るために無意識でやっていた対処行動が過剰適応です。人の顔色を伺って、相手の期待に沿う自分を演じることで自分を受け入れてもらおうとする行動ですね。そうしてうまいこと周りから受け入れられたと感じられれば自己肯定感をゲット・・・そういう対処行動をやっていることを意識化することが、認知の修正に取り組むかどうか決めるための出発点になります。

それと③。
自分の状態に合わせて、できることからやっていきましょう。自分というクライアントを目の前に置いて、今この人(自分)がやったほうがいいことって何だろうってカウンセラー視点で考えてみるといいですよ。

『この人に今必要なのは第三者の援助だ』と思うなら、他者承認や所属感を得られる人や場所に行く。または『この人は自分を責めてばかりだな』と思うなら、今やれていることに対して自己承認したり、自分を大切にしている感覚を得るためのセルフケアをしてみる、などです。

③は、内観したうえでの実践になるので、この点はまた次回、私の経験談も含めて詳しくお伝えします。

はい、今回はこんな感じです。

まとめると、世間でたくさん発信されている自己肯定感を高める方法(対処療法的やり方)を効果的に実践していくためには、方法の注意事項も知っておく必要性があること、そして内的原因に意識を向けて自分を確認したうえで、適切な方法を意識的に選んで実践していくといいですよ!というお話でした。

というわけで次回に続きます。

何かの参考にして頂けると幸いです。

それでは!